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ムンク「ヴァンパイア」

ムンク「ヴァンパイア」(イェーテボリ美術館)
 これはムンクの「ヴァンパイア」という作品です。この作品も「叫び」や「マドンナ」と同じように、彼が何度か描いた作品です。この写真はイェーテボリ美術館に所蔵されているものです(図版本を撮影しました)。
 ワタシが初めて「ヴァンパイア」を見たのは、たぶん大学生ころです。時期は正確に覚えていないものの、受けた衝撃はよく覚えています。そのときはムンクの作品であることは知っていましたが、タイトルは知らないままにこの絵を見たはずです。
 見た瞬間、不気味で気持ち悪い嫌な絵だと思いました。ワタシには、この女性は男をやさしく抱きかかえながらも、その髪の毛が男の脳や体に入り込み、その男を操っているように見えたのです。そうです。男はもちろんワタシ、そしてこの女性はワタシの母親。この絵へのワタシの拒否感は、当時のワタシとワタシの母親の関係が、その母子密着ぶりが、白日の下に晒されたように感じたことからきていたのです。
 そして、恐怖しました。
 このままでは、自分はダメになる。早く母親から離れて、自立しようと。
 つまり、この絵はワタシの精神的離乳を、大きくうながした作品だったのです。
 親元を離れて20年。そんなことはすっかり忘却の彼方に置き忘れていました。しかし、こちらに来て、イェーテボリ美術館でこの絵に再会したとき、そんな過去を思い出しました(*)。
 そして、つい最近、「ヴァンパイア」と命名される前につけられていたタイトルが「愛と苦悩」であることを知りました。その事実に驚くとともに、納得もしたのでした。

 (*)ただし、大学生のとき見たのは、オスロのムンク美術館所蔵のものの図版だと思われます。ですが、イェーテボリの絵でも十分に思い出を呼び覚ますことができました。
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Gustav

Author:Gustav
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 10か月間のスウェーデンはイェ-テボリでの生活を終え、帰国。現在、瀬戸内海沿岸に出没中。

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