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息子と父親との困難な関係(1) 息子の幸せと結婚と

 先日、お世話になっているブロガーさんがこんなことを書いていました。
 ワタシなりに要約をすると、彼の部屋でゲイ雑誌を見つけてしまった母親が、その後、お亡くなりになるまで、結婚や孫のことを言わなくなったこと、そんな母親を見て、母親と息子は特別な関係があって、息子のことは何でもわかっているんだな、と思ったという内容でした。
 これを読んで、息子と母親との関係もさることながら、これは違った意味で特別な、息子と父親との困難な関係についても、すこしばかり考えました。

 少し話は長くなりますが、おととしの家族そろっての食事会のことから、話をします。
 母親から家族みなで揃って食事会をしたいというリクエスト受け、長女‥、おっと、長男のワタシが音頭をとって、東京で食事会をしました。実はこれ、いつまでたっても結婚しないワタシたち兄弟に、結婚祝いを先渡しするためのイベントでもありました。
 乾杯をするなり、うちのDaddyってば、いきなりの攻撃です。
 「もう歳に不足はないはずだ。早く結婚しろ」。
 うちの兄弟、みーんな30歳をゆうに超えて独身。結婚をしたことはありません。ヲカマのワタシは仕方がないとしても、下の二人はノンケのはずなんです。でも、きれいさっぱり、そんな話がありません(ワタシが知らないだけという説も)。
 何も言わずに黙って話を聞いているワタシたちに、Daddyはさらに、こう言ったのです。 「○○の名前にこだわる必要はないぞ。お前らを大切にしてくれる人がいるなら、気にせず結婚しろ」。
 何年か前に、「日本人でなくてもかまわん」、「離婚してもいいから、一回は結婚しろ」というお言葉はいただいておりました。今回はさらに踏み込んだ発言です。
 うち自体は大したことないといえ、地元では名の通った旧家の一族です。家名を捨てても、結婚しろというのは、その一族であることに誇りをもっているであろう父親としては、思い切った決断なのです。
 結婚=すべきこと=幸せになること、と三位一体を疑っていない父親、何でもいいから、結婚をさせようという思いが、強く伝わってきました。ワタシは、「お前らを大切にしてくれる人」の”人”の中には、男は含まれないのかしらと考えても、ただ黙って聞いていました。
 Daddyは一通り言いたいこと言って、落ち着いたのでしょう。その後は、和やかに食事は進み、お開きになりました。

 ところで、映画「ブロークバック・マウンテン」で有名なアン・リー監督の旧作に「喜宴 The Wedding Banquet」(邦題:ウェディング・バンケット)があります。1993年の作品で、「父親三部作」といわれるものの中の第2作目です。
 この映画の主人公は、台湾出身でゲイのウェイトン。終盤で、その父親は、息子がゲイであることを知り、ウェイトンのパートナーであるサイモンに、息子のことを頼みます。しかし、父親は息子には何も言わないのです。このままいけば、偽装結婚の結果でも、孫の顔が見られるからと。そして、アクシデントから、唐突にカミングアウトされた母親と、した息子は、父親にだけは黙っていようと、彼らも何も言わないのです。そのまま、この映画は終わるのです。
 ワタシは当時、この映画を見て、欧米とは異なる東アジアの家族において、父親にもゲイであることを受け入れてもらえる可能性があるのではないかと思いました。いまでも、その夢はあきらめていません。
 しかし、孫の顔がみたいという肉親としての感情と、そしてそれと表裏一体となっている、家を存続させるという家長としての責任性を併せもつ父親は、母親とは違った態度をとり続けるであろうことも確かだとも思うのです。
 母親にとって、息子は分身であり、かわいい存在です。ですから、その息子の幸せを願うとき、最終的には孫を見たいという感情を乗り越えて、息子がゲイであることをまるごと受け入れようするでしょう。
 一方、父親は、息子の幸せと家の存続を何とか整合させようとするのではないではないでしょうか。そんな社会的な生き物のような気がします。個人と個人の関係では終わらない、必ず社会的な役割や立場というものが、否が応でも入り込んでくるのです。もちろん、母親でもそういう人がいない訳ではありませんが、なんといっても父親に多いように思います。
 うちのDaddyも、まず結婚してくれれば、そして、あわよくば外孫でも養子にしてお家存続と考えているフシがするのです。決して、息子の幸せを無視しているのではなく、当り前のように、これらがセットになっているのです。

 話が長くなってきましたので、今日はこのあたりでやめようと思います。しかし、私にとって、父親との関係は、母親との関係以上に、ワタシの人生に大きな影響をあたえていると思います。
 このブログでも、そんな息子と父親の困難な関係についても書いていこうと思っています。よろしければ、おつきあいを。
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Gustav

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 ここではゲイである私の思いなどを綴っています。
 10か月間のスウェーデンはイェ-テボリでの生活を終え、帰国。現在、瀬戸内海沿岸に出没中。

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